アダプティブクルーズコントロール(ACC)の対応速度は?
アダプティブクルーズコントロール(ACC)が前の車両に合わせて速度をコントロールしてくれる賢い機能であるとわかったと思います。
ふと気になるのが、最低速度、最高速度はどこまで対応してくれるのか?
これは車種にもよりますので一概には言えませんが、最高速度は基本的に日本の高速道路の最高制限速度である時速120kmまでは対応している場合が多いです。
※車種によっては時速180km以上設定できる車種もある
続いて最低速度ですが、大体2パターンに分かれます。
時速0km、つまり停止するまで対応している場合と、時速30kmまでの場合が多いです。
これは新しい車や高級車であれば0km、つまり完全停止まで対応している場合が多いですが、廉価グレードや少し古い車だと時速30kmまでしか対応しておらず、時速30kmを切るとアダプティブクルーズコントロール(ACC)機能がOFFになります。
この辺の動作は自分の車、もしくは購入検討している車が対応している速度域を調べてみてください。
そうしないと時速0kmまで対応していると思っていたけど実は時速30kmまでだったとなると、勘違いで事故になる可能性があります。
時速0km(完全停止)を保持するかも要確認
アダプティブクルーズコントロール(ACC)で時速0km(完全停止)まで対応している車種の場合、実際に時速0km(完全停止)した場合どういう動作をすると思いますか?
これも実は大きく分けて2パターン存在しており、そのまま時速0km(完全停止)をキープしてくれる車種と、時速0km(完全停止)して数秒間だけキープしその後進み始めるパターンがあります。
これも最近発売された車種や高級車であれば、時速0km(完全停止)した状態でキープしてくれるのですが、古かったり廉価グレードだと時速0km(完全停止)になって2,3秒で進み始めてしまいます。
よって運転者がブレーキを踏んでいないと前方車両に追突してしまうので注意が必要です。
基本的には自動車専用また高速道路で使用
アダプティブクルーズコントロール(ACC)は非常に便利な機能ではありますが、車メーカーは基本的に自動車専用道路や高速道路のみで使用することを推奨しています。
基本的にアダプティブクルーズコントロール(ACC)は長距離移動での疲労緩和を目的としている事が多く、自動車専用道路や高速道路での使用を想定しているからです。
一応機能的には一般道でも使用することができますが、一般道は高速道路等に比べて歩行者や自転車も走っていますし、道路状況も頻繁に変わりやすく速度も安定しません。
よって不測の事態が起きる可能性があるため、基本的には一般道では使用しないようにしましょう。
運転支援機能であることを忘れてはいけない
アダプティブクルーズコントロール(ACC)は非常に便利な機能で、高速道路などで大活躍しますし、一度使えばこの機能が付いていない車には乗れないという人が多いぐらい便利な機能です。
ただ、アダプティブクルーズコントロール(ACC)は完全な自動運転ではなく、前方車に合わせて速度を調節してくれるだけで、あくまでメーカーも「運転支援機能」と位置付けています。
よってアダプティブクルーズコントロール(ACC)を過信することは危険ですので、この機能を使用している場合でも前を見ていつでもアクセルやブレーキ操作ができるような体制で運転しましょう。
おまけ:メーカー別機能名
アダプティブクルーズコントロール(ACC)は通称名で、メーカーによって呼び方が違うので、おまけとしてメーカー別の機能名を記載しておきます。
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