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来年6月から義務化「踏み間違い防止装置」

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先日国土交通省が「踏み間違い防止装置」の義務化について検討しているという事がわかりました。

踏み間違い防止装置は、アクセルとブレーキを踏み間違えたときに速度が抑制されたり、警報音が鳴動して踏み間違いを警告し、事故を未然に防ぐ装置です。
昨今毎日のようにアクセルとブレーキの踏み間違いによる事故がニュースでも報道されており、被害者の数も多くなっていることから国土交通省が新車への装置搭載を義務化しようとしていると考えられます。

日本車は安全性能でも世界的に高く評価されており、未然に事故を防ぐ機能が多く搭載されているとして信頼性は高い。

義務化は来年6月からか

現在は検討段階で義務化は先になるが、おそらく来年2025年の6月から踏み間違い防止装置の搭載が義務化されるものとみられている。
よって来年の6月から販売される新車はすべてこの装置が付くことになる。

また、踏み間違い防止装置の条件も検討されており、具体的には「障害物の1~1.5メートルて枚に止めた位置からアクセルを踏み込んでも障害物に衝突しない、また万が一衝突した際には時速が8キロ未満になるようにアクセルを制御し、車内に警告音や警告文を表示する」という事がスタンダードになるとみられている。

オートライトやバックカメラも義務化

こういった義務化の流れは最近多く出てきており、特に印象に残っているのは2020年に義務化されたオートライトではないだろうか。
薄暮時や夜間にライトを点灯しない車が増えてきたことにより、事故が増えていることを受けてオートライト機能を新車には標準装備するよう法規が改定された。

それにより、2020年以降に販売される新車はすべてオートライト機能が標準化され、夜間の走行中には必ずヘッドライトが点灯するようになった。
また、この義務化によって夜間の走行中は手動でライトをOFFにすることも不可能になり、ポジションのみの点灯も走行中は不可能になった。

導入当初はどうしても「不便」などの意見が出たが、現在ではそこまで不満の声は上がっておらず、逆に通常オートライトが装着されていないような商用車にも装着されたことにより、ビジネスマンからは「運転が楽になった」などの声も聞かれている。

また、その後2021年にはバックカメラの装着も義務化され、新車販売時は必ずバックカメラが装着されるようになった。
これもバックカメラ非搭載車の後退時の事故が多かったことにより義務化されたものだ。

これにより後退時の事故は減っており、効果は出ていると感じることができる。
ただこの義務化は若干詰めの甘いところがあり、バックカメラ自体は義務化なのだが、それを映す画面までは義務化になっていない。

つまり、車種やグレードによってはバックカメラ自体は付いているけど、それを映す画面が無いため実質的には意味がない状態の車もある。

ただ、画面まで義務化するとそれはそれで難しい部分があるのだろうが、カメラだけ付けて画面が無い状況が起こりうるのは非常にお粗末な話だと思う。

義務化の流れは続く

こういった安全系の義務化は非常にありがたい限りで、普段そういった安全系を毛嫌いする層に強制的に使用させることができるので、交通の安全性が向上する。
車の事故というのはいきなり起こることが多く、いつどこで自分が加害者・被害者になるかわからないので、できるだけ安全装置は義務化していってほしいところだ。

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