6月26日にKINTO FACTORYからレクサスISへ後付けカスタムできる「Performance Upgrade “Solid” for IS」が発表された。
KINTO FACTORYは珍しいサービスで、既に納車された車両に後からメーカーがカスタマイズを行うプログラムだ。
基本的に車両に対してのカスタマイズは、発注時に申し込むメーカーオプション形式であることが多いが、KINTO FACTORYはそれを後からでもカスタマイズ可能にしたサービスとして注目が集まっている。
Performance Upgrade “Solid” for ISは走り向けカスタマイズ
今回発表されたレクサスIS向けのカスタマイズ「Performance Upgrade “Solid” for IS」は、主にスポーティモデルであるISにさらに走りに特化したカスタマイズを施すプログラムだ。
具体的にはレクサスが厳選した以下の5か所のボルトを高剛性タイプへ変更することで、ステアリング操作に対する応答性を高め安定性の向上を目指す。
また、このカスタマイズを行ったユーザーには、カスタマイズを行った証としてレーザー焼き付け印字を施した特別なプレートが進呈され、普段目に見えない部分のカスタマイズとはいえ、「カスタマイズをした!!」という満足感をいつでも味わえるような計らいがしてある。
カスタマイズ自体はKINTO FACTORY取り扱いのレクサス販売店で行うことが可能で、もちろんレクサスのメーカー保証(5年10万Km)が付随する為何かあったときも安心だ。
価格は13.2万円
スポーティセダンの走りにさらに磨きをかけるカスタマイズで非常に魅力的だが、気になるのはその価格だ。
そもそもがレクサス車で高額なうえに、取り付けもレクサス販売店が行うとあっては非常に高額になるのではと予想されるが、「Performance Upgrade “Solid” for IS」はなんと13.2万円で行うことができる。
レクサス車に対して行われるメーカー純正のカスタマイズとしては安価であると個人的には感じる。
実際にKINTO FACTORYの公式サイトから申し込みをしてから、カスタマイズが行われるまで3ケ月程かかり、そこから実際にレクサス販売店へ入庫し約1日で取り付けが完了する。
取付自体は1日で終わるため、比較的待ち時間も少ない。
ただ、部品の手配の為なのか申込から実際に入庫するまで3か月かかるのは非常に長いと感じる。
走り特化カスタムの為、乗り心地は悪化する可能性も
今回のPerformance Upgrade “Solid” for ISは走りに特化したカスタマイズになる。
こういった走りに重きを置いたカスタマイズというのは、弊害として乗り心地が悪くなる可能性がある。
今回も、足回りの剛性を高めたりするため、段差乗り越え時に以前よりも強めの入力を感じる可能性がある。
そこは走りを求めれば犠牲になる部分なので、トレードオフとはなるが、気になる方は申し込んでみてはどうだろうか。
ちなみに、一度施工した車でも「乗り心地が悪すぎて戻したい」といった場合は、元に戻す用のパーツも用意されている為、最初の状態に戻すことが可能。
戻す場合は「Performance Upgrade “Solid” for IS※戻しプログラム」に申し込むことになり、約5.4万円で施工をしてもらえる。
ただ注意したいのは、戻しの場合は保証が1年の距離無制限となり、期間が短い。
なのでよっぽどでなければ戻すのはおすすめしないし、戻しプログラムに申し込んだ際も、公式サイトでは申し込みから入庫までに3か月必要とのことで、長い期間待たされてしまう点も注意が必要だ。
“F”SPOTS専用オレンジキャリパープログラム用意されている
今回紹介した「Performance Upgrade “Solid” for IS」プログラム以外にも、レクサスISにはプログラムが用意されていて、それが「後付け”F SPORT”専用オレンジブレーキキャリパー(フロントLEXUSロゴ)」だ。
これはブレーキキャリパーを”F”SPORTS専用のオレンジキャリパーへ交換するプログラムとなっていて、約15万円で申し込むことができる。
コチラに関してはキャリパーを変更したからと言って制動力が上がるというわけではなく、単純に”見栄え”重視といったところだろうか。
もし気になる場合はそちらも要チェックだ。
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