トヨタ自動車の先日発覚した不正認証問題の影響で生産・出荷が停止されているヤリスクロス。
先日7月末までの生産・出荷停止が確定したという記事をお届けしたが、どうやら8月も出荷再開はされないという事がわかった。
ヤリスクロスはトヨタの不正が発覚してから6月6日に国土交通省から出荷停止の指示が出ており、今現在まで出荷停止している。
非常に人気のあるコンパクトSUVで有ることから、バックオーダーを多く抱えており、納車待ちの方も多いだろう。
9月以降の再開となるがさらに遅くなる可能性も
現時点で8月の出荷再開も可能性が無くなったわけだが、どうやらトヨタ側としても出荷再開時期が見通せない状況のようで、現時点で全くの不明とのこと。
国土交通省との「基準適合性」の確認についてすり合わせを行っている最中であり、それが上手くいかないと再開時期は見通せないという事のようだ。
一部販社のディーラー担当者は「不正内容から見て出荷停止はそこまで長くないだろう」という予想を立てていたがどうやら外れてしまった。
そうなると困るのは現在納車待ちで待たされているお客の方だ。
おそらく発注した客の中でも「基準より厳しい検査をしていたのなら再開は早いのでは」と見立てていた方も多いようで、注文をキャンセルせずにそのまま待っていたようだがこうなると一部の人は車種変更を視野に考えなければならない。
ディーラーはどう案内するのか
ディーラーとしても、再開時期が全く分からなくなった以上、登録の見込みが立たない為、売り上げを挙げる為にも車種変更を打診してくると考えらえれる。
ただ残念なことに、一番の変更先であろう「ライズ」も非常に受注が立て込んでおり、納車まで待たされることになりそうな状況。
そうなると、仕方なくライズに変更したが納車を待っている間にヤリスクロスが出荷再開して、結局同じぐらいの納期になってしまい、ヤリスクロスをそのまま待機しておけばよかったという事にもなりかねない。
ある程度お詫びとして値引きを拡大してライズや他車種を案内するか、そのままヤリスクロスの再開を待つのか客としてもディーラーとしても難しい判断を迫られそうだ。
トヨタ本体としても売れ筋車種が長期間生産・集荷停止となることで、売り上げに影響することは避けられないだろう。
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