コンパクトシティSUVとして登場したライズは、そのサイズ感とエクステリアなどから人気を博しています。
ライズはトヨタのグループ会社であるダイハツ工業のOEM車となり、ロッキーという名前でダイハツでは販売されています。
登場時はガソリンモデルだけでしたが、その後ハイブリッドモデルが追加されました。
シリーズハイブリッド方式、ノートe-powerと同じ方式と言えばわかりやすいでしょうか。
エンジンを発電専用で使用して、駆動力はすべてモーター駆動で使用する方式なので、幅広い速度域でモーターの電動感を楽しむことができる車となっています。
最後のほうに値引きの状況も記載してますので、最後までご覧ください。
ライズ(RAIZE)のグレード構成は?
ライズのグレードは構成は、大きく分けて3つあり、下からX/G/Zとなっています。
ハイブリッドはG及びZのみ用意されています。
ハイブリッドは2WDのみの用意ですが、ガソリンモデルは2WD/4WDどちらも用意されていますが、エンジンが異なります。
2WDは1.2LのNAエンジン(87馬力)で、4WDは1.0Lのターボエンジン(98馬力)が搭載されています。
ちなみにハイブリッドは発電用エンジンに1.2L(82馬力)と駆動用で106馬力のモーターが採用されています。
実際の見積額は?
各グレードごとに見積を行ってみました。
オプションは快適装備や安全装備は全選択で、この車種はダイハツのOEM車なのでトヨタ独自のディスプレイオーディオ装備はありません。
選べるのはダイハツが主に採用しているディスプレイオーディオシステムになりますので、今回はT-CONNECTナビの9インチモデルを選択しています。
通常のトヨタ車と異なり、オーディオレス+ナビレディパッケージが用意されているので、社外の高性能なナビも搭載することも可能です。
もし私が購入するならアルパインのナビを入れるかもしれません。
ガソリンXグレード
2WD 1.2L
4WD 1.0L+ターボ
ガソリンX(2WD)グレードは見積総額227万円、4WDは255万円となりました。
2WDモデルの車両本体は170万円台と非常にお買い得な価格となっています。
もちろんベースグレードですから内装や外装に関してはそれなりのコストカットが見えますが、それでも価格を考えれば納得できる設定です。
そこにトヨタのDOPナビではありますが選択し、寒冷地仕様選択でシートヒーターも付いてきて200万円台前半で収まっているので、かなりお買い得感は高いです。
4WDの場合は寒冷地仕様が標準となり、少し上乗せされて合計250万、価格差を考えたら4WDが必要なければ2WDでいいかなというところです。
ガソリンGグレード
2WD 1.2L
4WD 1.0L+ターボ
ガソリンGグレードの見積総額は2WDが約253万円、4WDが約282万円となりました。
中間グレードのGですが、安全系装備をフルで付けることができるのがこのグレードからなので、最低限Gは狙いたいところですね。
エクステリアなどは結構アップグレードされるので、バランスの良いグレードになると思います。
価格もトヨタのDOPナビ込みでも250万前後とお買い求めしやすい金額なので、手が出しやすいのではないでしょうか。
少し予算が余る用なら、革巻きステアリングなど2万以内で装着できますので、内装の充実も視野に入るかもしれません。
ガソリンZグレード
2WD 1.2L
4WD 1.0L+モーター
ガソリンZグレードの見積総額は2WDが約267万円、4WDが約295万円となりました。
最上級モデルという事で、これ買っとけば大丈夫みたいなところがありますね。
Zにはアダプティブハイビームシステム(ダイハツ名はアダプティブドライビングビーム)も標準装備、全車速追従のACCも標準装備、コーナリングランプなども装備となり、この価格帯ではかなり充実した装備となります。
内装もGからはアップグレードされて、ソフトパッドや革、合皮が使われr箇所が増え、高級感が増しますし、電動パーキングブレーキやブレーキホールドもガソリンZから搭載されるので、最低限はGですが、推奨はZ以上というところでしょうか。
HYBRID G(1.2L+モーター)グレード
HYBRID Gグレードの見積総額は約283万円となりました。
シリーズハイブリッドを搭載するGグレードになります。
300万弱の価格にはなりましたが、燃費の良いハイブリッドシステムが付いてきますし、シリーズハイブリッドなので全車速領域でモーターが働くため、電動感のあるドライブが堪能できます。
装備も実はガソリンGよりは充実していて、電動パーキングブレーキやブレーキホールドも付いて、アルミホイールも4穴から5穴へと変わり剛性が上がります。
ただ、全車速のACCはつい来ない為、頻繁に高速に乗るなどの場合はガソリンZまたはHYBRID Zが良いかもしれません。
HYBRID Z(1.2L+モーター)グレード
HYBRID Zグレードの見積総額は約295万円となりました。
全グレードを通して最も高額なグレードになります。
もちろん最上級グレードですから、装備はかなり充実しており、アルミホイールも17インチへ変更。
ACC搭載、アダプティブハイビームシステムandオートレベリング搭載、コーナリング時に安定して曲がりやすくなるコーナリングアシストも装備されます。
まさにライズのトップグレードですが、それでも総額は300万を切っており、元々のお得感が最上級グレードでも感じることができます。
この装備で燃費も良いとなれば、Zがかなり狙い目かもしれません。
売れ筋オススメグレードは?
現在の売れ筋グレードは、HYBRID Zグレードのようです。
やはり最上級グレードが人気になっていますね。
また、ライズの場合は最上級グレードでなければアダプティブクルーズコントロールが搭載されませんし、アダプティブハイビームやコーナリングランプ、車線逸脱防止も搭載されることから、装備面を考えると個人的にもZ系が良いと思います。
価格自体も装備の割にはお買い得で、最近の車が値上げをする中で、この価格で購入できるのは非常に魅力的だと思います。
ハイブリッドは後述しますが、燃費が良いのも優れた点ですね。
ライズのハイブリッドはどうなのか
ライズはシリーズハイブリッドになるので、トヨタのハイブリッドシステムとは動作が異なります。
エンジンが発電専用になり、駆動はすべてモーターが行います。
日産のe-powerが同じ方式ですね。
搭載されるモーターは106馬力なので、通常使用で不足に感じることはないでしょう。
逆に下手なガソリン車よりは加速が良いので、馬力以上の満足感があると思います。
また、ライズのシリーズハイブリッドは燃費にも定評があり、うまく走行すれば25km/Lも記録していることから、非常に経済的にも優れた一台となりそうです。
ライズの値引きは緩め
ライズの値引き状況は緩めです。
ただネットを検索すると50万値引きとか書いてあったりしますが、正直これを目標にしているとどこに行っても買えないと思います。
おそらく下取り含めの価格だと思いますし、車両本体が200万ちょっとぐらいの車両ですから、総額から50万値引きはほぼほぼ難しいと考えておくと良いです。
ならば現実的な値引き金額はいくらぐらいなのかというと、HYBRID Zの場合上の見積で算出すると総額から約25万程度です。
DOPの状況にもよりますが、上手くいけば30万ぐらいも引き出せるかもしれません。
このあたりを目標に交渉するのが良いでしょう。
最後に
今回は、ライズの各グレードの見積を見てきました。
コンパクトSUVとして登場時から人気を博している車種でリセールも良いことから、最終的なコスパは結構良いと思います。
ハイブリッドシステムも、トヨタのハイブリッドシステムとは異なりシリーズハイブリッドが採用されています。
燃費もかなり優秀で、Z系であれば装備も充実しており、この価格帯であればかなり魅力的な一台になるのではないでしょうか。
コメント