TOYOTAのミニバンの中で、ファミリー層に一番人気があるといっても過言ではないヴォクシーとノアが2022年に8年ぶりにフルモデルチェンジを果たしました。
モデル末期の7~8年目でも売れ続けていた人気車種で、登場時はコロナ渦という事もあって納車がかなり遅れた方も多いと言いています。
今現在は落ち着いていますが、それでも人気はあり、街中でも見ない日は無いですね。
今回は、ノア(NOAH)について、見積をしてみましたので、参考にしてみてください。
また、売れ筋のグレードなども紹介しますので、最後までご覧ください。
ノア(NOAH)のグレード構成は?
ノア(NOAH)のグレード構成は、大きく分けて5つで、下からX・G・S-G・Z・S-Zになります。
それぞれにガソリンモデルとハイブリッドモデルが用意されており、Z・S-Z以外には8人乗りモデルも用意されています。
また、兄弟車のヴォクシーはS-G・S-Zしかなかったのに対し、ノア(NOAH)にはそれ以外のグレードが多く用意されており、ノア(NOAH)が幅広い需要に対応するためと予想できます。
「S」が付くグレードは、エアロボディと呼ばれる少し外装にインパクトを持たせたグレードとなっており、ノアの場合はフロントマスクにメッキが追加されます。
実際の見積額は?
各グレードごとに見積を行ってみました。
8人乗りと7人乗りの違いに関しては、基本的には価格が一緒なので、今回は7人乗りで統一して見積をしています。
ノア(NOAH)は、ヴォクシーと同じく多くの装備がMOP設定されている車種でして、それなりに安全装備や快適装備を選んでいくと結構な金額になります。
今回はセットオプションが多いので、何かを選択すると何かがセットで付いてくるという事がほとんどです。
基本的には安全系や快適系は選んでおりますが、セットOPが多い都合上結局フルOPになってしまっています。
ガソリンX(7人乗り)(2.0L)グレード
ガソリンX(7人乗り)グレードの見積総額は約368万円となりました。
最小限の装備が標準のXですが、パワースライドドアなどもMOPになるため、今の時代の車ですが、中身は一昔前の車といったところでしょうか。
もちろんドアノブを触っての施錠・解錠もMOPを付けなければ不可能で、リモコンによって操作をしなければなりません。
一応Xとはいえ、ある程度プライベート用途に適したOPを選択していますが、元々が何もないため、いろいろと選択する必要があり、オプション代は合計73万円となかなかの金額になっています。
ビジネス用途以外ではあまり選ぶことはないと思います。
ガソリンG(7人乗り)(2.0L)グレード
ガソリンG(7人乗り)グレードの見積総額は411万円となりました。
ガソリン中間グレードのGでも400万を超える価格になりましたね。
正直Gでもそこまで標準装備が整っているとは言えまえせん。
助手席側のパワースライドドアやスマートエントリーなどは付いていますが、逆に言うとそれぐらいしかありません。
Xでは付けることのできなかった安全系や快適装備系のOPが選べるようになったので、それらを選択していくとオプション合計88万円と、Xのオプション料金を超える価格となってしまいました。
そこまで多く付けるのなら最初からZグレードを選ぶ方が良いかもしれません。
逆に言うとGを選ぶ場合は、どこかオプションを削って何とか自分の中で妥協できるラインでまとめた方が良さそうですね。
ガソリンZ(7人乗り)(2.0L)グレード
ガソリンZ(7人乗り)グレードの見積総額は453万円となりました。
ノーマルボディの中では最上級のZグレードは、さらに多くのオプションを選べるようになりますので、全部つけていくと100万を超えてしまいました。
Zグレードとはいえ、標準装備はそこまで良くはないというところがオプションの多さに反映されているのかもしれません。
車両本体が324万円となりますが、意外とそこまでの価格分の装備は最初に備わっていないのかもしれません。
ガソリンS-G(7人乗り)(2.0L)グレード
ガソリンS-G(7人乗り)グレードの見積総額は418万円となりました。
S-Gはノアのエアロボディグレードとなり、メッキ加飾やエアロの形状がやや変わっている。
特にフロントマスクの多くの面積をメッキにしており、押し出し感はノーマルボディよりも高い。
標準装備はノーマルボディのGとほぼ同じで、それに伴い選んでいるオプションもガソリンGとほぼ同じものを選択しています。
よって見積額は単純にエアロボディになった分の車両本体価格の増加分が反映されています。
ガソリンS-Z(2.0L)グレード
ガソリンS-Z(7人乗り)グレードの見積総額は462万円となりました。
ここまでくるとノアの車格を考えるとなかなか高額になってきましたね。
兄弟車のヴォクシーとも同じぐらいの価格になっています。
S-Gと同じく、装備自体はベースのガソリンZと同じであるため、選んだオプションも同じです。
HYBRID X(1.8L+モーター)グレード
HYBRID X(7人乗り)グレードの見積総額は392万円となりました。
HYBRIDになった分価格が上がり、1500Wのアクセサリーコンセントを追加しています。
HYBRID G(1.8L+モーター)グレード
HYBRID G(7人乗り)グレードの見積総額は約440万円となりました。
装備自体はほとんどガソリンGと同じ内容となっています。
HYBRID Z(1.8L+モーター)グレード
HYBRID Z(7人乗り)グレードの見積総額は477万円となりました。
ノーマルボディ最上級のZグレードにハイブリッドを加えると、ほぼ480万円になりましたね。
ただガソリンZとの価格差は約26万円程度と、車両本体の価格分ほどは離れていません。
そこは税金で優遇措置が受けられるハイブリッドであることが大きいでしょう。
HYBRID S-G(1.8L+モーター)グレード
HYBRID S-G(7人乗り)グレードの見積総額は447万円となりました。
HYBRID S-Z(1.8L+モーター)グレード
HYBRID S-Z(7人乗り)グレードの見積総額は約485万円となっています。
売れ筋オススメグレードは?
売れ筋グレードはHYBRID S-Zグレードで次いでガソリンZグレードのようです。
このあたりの車格であれば、装備が多い最上級グレードを選ばれる方が多く、その傾向がノアにも出ています。
Z系のグレードにしか付けることのできないアダプティブハイビームやヘッドアップディスプレイ、デジタルインナーミラーや快適利便パッケージ(High)など魅力的なものがあるので、やはり上級グレードが人気になりますね。
ただ価格的に今までのノアとは考えられない価格になってくるので、そこは予算との相談になるとは思いますが、長く乗るつもりであれば少し無理してもOPはケチらない方が良いでしょう。
値引き状況はどうか
ノアの購入を考えている人の中にはやはり値引き状況が気になるのではないでしょうか。
ノアがフルモデルチェンジしたのは2022年で、既にフルモデルチェンジから2年が経過しています。
一部改良なども入っていますが、日が経っているため割と値引きは引き出せる状況のようです。
上手いこと公称していけば、車両本体の10%は確実に引き出せます。
ノアに関してはMOPの数も多いので、OP金額が高ければさらに上積が期待できると思います。
あとはディーラーオプションをどこまで付けるかにもよりますが、後席モニターなどの高額オプションを付けて行けば、車両本体値引きと合わせて総合計金額の13%ぐらいまでは目指しても良さそうですね。
※販社によっては販売台数や方針が異なるので、面倒ですが何店舗かで交渉をするのが良いと思います。
最後に
今回は、トヨタの人気ミニバン「ノア」の各グレードの見積を見てきました。
特に最近のトヨタ車の中でもセットオプションの数がかなり多い車種で、ちょこちょこと付けたつもりが結構な金額になってしまったなんてことがありますので、見積合計には気を付けてください。
ただ、まだ値引き状況が良い車種なので、ある程度オプションを付けてもその分値引きを引き出すことも可能なので、あきらめずトライしてみるの良いと思います。
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