サイドミラーのヒーターの裏技的な使い方とは?

コラム

 現在車には、必ずサイドミラーが付いていますよね。
最近ではサイドミラーも高機能化していて、全周囲モニター用のカメラが仕込まれていたり、高級車になると、サイドミラーにさえ防眩機能が付加されていたりします。
さらには、ミラー内にランプが内蔵され、後方から車が来たり、ミラーの死角に車や自転車がいる場合にランプが点灯して知らせてくれるBSM(ブライドスポットモニター(トヨタ))が搭載されている物もあります。

また、シフトをR(バック)に入れると、自動でミラーが下に下がり、車下方向がより確認しやすくなるリバース連動機能というものが付いているミラーもあります。
さらに高級車ともなれば、パワーシートのメモリーと連動して、ワンタッチでミラーの角度を変えることができるものもありますね。

以上のように様々な機能が新しく搭載されてきているサイドミラーですが、実は昔からある機能で「ヒーター」を内蔵しているミラーがあります。
これは、主に寒冷仕様などを選ぶと機能が追加されたり、元々標準装備で付いている場合もあります。

この機能は降雪時などにサイドミラーに雪が溜まったり、霜が下りたりしてかなり見づらい場合に、ヒーター機能をONにすることで、雪や霜を溶かして視界を確保するという機能です。

大体は皆さんこういった使い方を想定しているのではないでしょうか。
そして、雪が降らない地域に住んでいる方は「あまり必要ないな」と思っているのではないですか?

実はこのヒーター機能、雪が降る地域に住んでいない方にも非常に有用な機能なんです。
という事で今回は、このヒーター機能の裏技的な使い方をご紹介したいと思います。

実は雨の日にも役に立つ

 いきなり本題の重要部分から話してしまいますが、サイドミラーのヒーター機能は雨が降っている時に非常に役に立ちます。

皆さんこういった経験はないでしょうか。

なんか雨の日はサイドミラーが見にくいなー

サイドミラーに雨粒がついて駐車時に困る!!

そうなんです。雨の日にサイドミラーに雨粒が付くと、ミラーが非常に見づらくなって後方確認がしにくくなるんです。
運転中はもちろんの事、駐車時にサイドミラーを使う方も多いと思いますが、その際に見づらいと結構致命的ですよね。

サイドミラーは設置場所上走行中に風が当たりにくい場所になります。
よって雨粒が付いても走行中の風で飛んでいくことはなく、タオルや手で拭き取る以外になかなか雨粒を除去する方法はありません。
オートバックスやイエローハットなどの車用品店に行くと、サイドミラーを雨粒から見やすくするために、親水にするスプレーや撥水にしてくれるスプレーがありますが、意外と思ったようにならなかったり、効果が長続きしなかったりします。

ヒーター機能があれば雨粒を蒸発させてくれる

 いろいろ試したけど結局上手くいかないといったときに、車に付いているサイドミラーヒーターのスイッチをONにしてみてください。
なんという事でしょう、ミラーについていた水滴がいつの間にか消えているではありませんか!!

そうなんです。ミラーヒーターをONにすることで、サイドミラーが過熱されて、ミラーについている水滴が蒸発してくれるんです。

蒸発することで、クリアな視界を確保することが可能になり、下手に対策をするよりも非常に効果的です。
ヒーターをONにしてから蒸発するまで、少し時間はかかりますが、一度過熱されてしまえばあとから水滴が付いてもすぐに蒸発して常にクリアな視界を保ってくれます。

知らなかった人は、だまされたと思って一度雨の日に試してみてください。
ビックリするぐら悩みの種だった水滴が嘘のように消えます。ぜひおすすめです!!

最後に

雪の時にしか使わないと思っていたミラーヒーターにこんな使い方があるとは知らなかった方も多いのではないでしょうか。
車両によっては標準で付いておらず、寒冷地仕様を選択しないとサイドミラーにヒーターが付かない車種もありますので、一度自分の車にミラーヒータが付いているかを確認してみてください。

基本的にはリアガラスのヒーターと一緒に機能が付いていることが多く、絵が描いてあることも多いですが、よくわからな場合はそれっぽいスイッチをONにして、しばらくしてサイドミラーに触れてみて、熱くなっていたらヒーター付きです。

それでもわからなければ、購入した店舗に聞いてみるのも良いでしょう。

もし今から新車を注文する方でしたら、購入しようとしている車にミラーヒーターが付いているかを確認してみてください。
付いてなければ、寒冷地仕様を選択することで装備できることも多いので、一度担当者の方に聞いてみると良いでしょう。

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