スズキの大人気SUV「ジムニー」に新しく「ジムニーノマド」が加わり、本日正式に発売が発表されました。
ジムニーは車好きなら知らない人はいない小型SUVで、軽自動車に分類されています。
そこにエンジンやボディサイズが大きくなった白ナンバーの「ジムニーシエラ」が追加されていたわけですが、そこに新たに追加という形になります。
元々インド方面では発売されていましたが、この度日本上陸となり、既に発売されているフロンクスと同じような流れで日本導入となっています。
ジムニーとジムニーシエラは明確に異なる点が多かったですが、ジムニーノマドはこれら2車種とどう違うのでしょうか。
5ドアになった

ジムニーと言えば3ドアの印象が強いですが、ジムニーノマドでは5ドアになりました。
ジムニーは全長の短さから5ドアにするのは非常に難しく、かつホイールベースもそこまで長くないことから5ドアモデルはありませんでした。
しかし今回ジムニーノマドでは、ホイールベースが延長されたおかげで後席にもドアを付けることが可能になり、5ドアとなって登場しています。
これにより今までより後席へのアクセスが非常にし易くなり、利便性も向上しています。
全長とホイールベースが長くなったが。。。

ジムニーノマドでは、ベース車両である「ジムニーシエラ」よりも全長とホイールベースが長くなりました。
具体的な数値は、全長がジムニーシエラ:全長3,550mm・ホイールベース2,250mmに対し、ジムニーノマドでは全長3,890mm・ホイールベースは2,590mmと340mm長くなっています。
これにより乗り心地の向上や、室内空間のゆとり、後席の快適性およびラゲッジスペースも大きくなっており、今まで以上に利便性が高くなった。
今まで、ジムニーが欲しかったけど後席の狭さやラゲッジスペースの小ささなどで購入をあきらめていたユーザーにもリーチできる形となりました。
ただホイールベースが伸びたことによって免れないのが最小回転半径の問題です。
基本的にホイールベースが伸びると最小回転半径は大きくなります。
もちろんノマドも例に漏れず大きくなっているのだが、シエラでは4.9mだった半径がなんと5.7mにまで大きくなってしまっています。
サイズ感の割には最小回転半径がかなり大きく、5.7mはアルファードと同程度であり、半径の大きさがイメージできるのではないでしょうか。
ノマドと同じような全長を持つトヨタのヤリス(全長3,950mm)だと4.8mであることからもノマドの半径の大きさがお分かりいただけると思います。
これは街中を走る上でもクロカンでも大きな問題となりそうなので、購入検討している人は十分に留意した方が良いでしょう。

悪路走破性は悪くなっていない

「ジムニー」の名を冠す以上は悪路走破性が落ちるようなことがあってはならないですが、全長やホイールベースが伸びると一番に心配になるのが悪路走破性です。
どうしても車が長くなると剛性の問題や、アングルの問題が出てくるが、もちろんスズキはそこもフォローしてきています。
ラダーフレームの採用はもちろんの事、フレームが伸びたことによる剛性の低下は新たに「センタークロスメンバー」「サイドフレームリーンフォース」を追加することにより剛性を担保。
ボディ形状もジムニーのアイデンティティである箱型を踏襲し、車両の姿勢や位置間隔をつかみやすくしています。
そしてクロカンでは重要な各種アングルは、アプローチアングル:36度・ランプブレークオーバーアングル:25度・ディパーチャーアングル:47度と十分な角度を保っています。
後席の快適性が向上

悪路走破性などジムニーの特徴は守られている事が分かったが、同時にノマドでは後席の快適性も向上しています。
シートは従来よりも座面を厚くしたシートを採用し、ヒップポイントを50mm後ろに、20mm高くしたことで、座り心地も改善されており、後席ドアの開閉角度も70度を確保するなど乗り降りに関してもフォローされています。
今回の全長及びホイールベースの延長と相まって、後席の共住性・快適性が大幅にUPし、複数人を載せるシティユースや長距離ドライブでも活躍すること間違いなしですね。
安全装備なども充実
今回ジムニーノマドには、現在ジムニーシエラには搭載されていない安全装備なども追加されました。
具体的には「夜間歩行者検知機能付きデュアルカメラブレーキサポート」「後退時ブレーキサポート」「後方誤発進抑制機能」「ACC(アダプティブクルーズコントロール)」が追加されています。
いずれも4AT車のみの装備となるが、ACCなど長距離移動では欠かせない機能も追加されており、機能性も充実していますね。
エンジンはジムニーシエラと同じ
様々な部分で大柄になったジムニーノマドだが、搭載されるエンジンはジムニーシエラと同じ1.5Lの直列4気筒が採用される。
特にノマドになったからと言ってパワーアップしたわけではないので注意してください。
このエンジンは102馬力・130Nを発生するエンジンですが、4人乗車時には若干パワー不足感が出る可能性が懸念点ですね。
気になる価格は?
最後に価格だが、ジムニーノマドは5MTと4ATの2つが用意され、エンジンはそれぞれ同じものが採用されています。
5MTモデルが2,651,000円(税込)からで、4ATモデルは2,750,000円(税込)スタートとなる。
ジムニーシエラとの価格差は大体60万円程度と、昨今の物価上昇の影響もあると思うがこの価格帯にしては結構な違いになる。
ノマド自体は新発売なので、価格が上がったという言い方はおかしいが、それなりに検討する際に気になるでしょう。
ジムニーシリーズがさらに充実
今回のノマドの投入でジムニーシリーズは計3種類となり、選択肢が広くなりました。
今までジムニーが欲しかったが、後席の居住性などの問題でお上から許可が下りなかった人も、これならもしかしたら渋々ではあるがOKしてくれるかもしれないと考えると、世のジムニー好きには大きな発表となったかもしれませんね。
また、クロカン好きな方もOK、シティユースのみの方もOKという幅広いユーザー層を獲得することができるラインナップとなり、さらにジムニーの人気が高くなりそうです。
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