CX-80は7月下旬に登場予定か?

MAZDA(マツダ)

 マツダの新型SUV「CX-80」が早ければ7月下旬にも登場するのではないかという情報が出てきた。

CX-80は簡単に言えばCX-60の3列目仕様という事で、既に販売終了しているCX-8の後継車両になるとみられている。
海外市場ではCX-90という車種が発売されているが、CX-90は日本で乗るにはさすがに大きく、おそらく日本投入時にはボディサイズを幾分か小さくして来るだろうという予想通り、CX-80という別の車として投入してきた。

全長は4995mmとギリギリ5m以内に収めており、先に投入されているCX-90よりも105mm短くなっている。
全幅は1890mmとCX-60と同じで、ここら辺のサイズ感の違いもCX-5とCX-8の関係性に似ている。

パワートレインはCX-60と同じか

CX-80に搭載されるパワートレインは、CX-60に採用されたものと同じものが採用されるとみられ、直列4気筒 2.5Lガソリンエンジン直列6気筒3.3L ディーゼルエンジンがラインナップされるだろう。

かつてCX-8が発売されていた時も、エンジンはCX-5と同じものが搭載されていたので、CX-60を設計するにあたり既に上位モデルの投入計画があり、それに合わせてエンジンを開発していたのではないかと考えられる。

CX-60と同じと言っても、3.3Lディーゼルは非常に力強く、ボディサイズおよび重量の増えたCX-80でも問題ないだろう。
ガソリンエンジンはやや力不足に感じるかもしれないが、それはCX-60でも同じ状況なので力強い走りを求める方はディーゼルを候補に入れた方が良さそうだ。

CX-8よりもラグジュアリー寄りに?

一応3列シートSUVという事で投入されるCX-80がCX-8の後継車種と考えるのは自然な考えだが、CX-60とCX-5が併売されていることを考えてほしい。
通常ならばCX-60を投入する前にCX-5を販売終了にして、後継車両とするのがわかりやすいがマツダはそうせず、CX-60を1つの新しいラインとしてモデルに加えてきた。

その意図は、CX-5よりも上質でラグジュアリースポーツというコンセプトを実現したかったという事ではないだろうか。
となると、CX-80は単純にCX-8の後継車両という事ではなく、CX-60のコンセプトを引き継いでいると考えられ、CX-8以上にラグジュアリースポーツの世界を実現してくるのではないか。

そもそも今回のCX-60も非常に上品で高級感ある仕上がりになっており、CX-80もそれを踏襲してくるに違いない。
さらに、3列シートという事と、全長がその分伸ばされていることを考えると、乗り心地はさらに良いものとなると考えられる。

CX-60の二の舞にならなければよいが

おそらくマツダのラインナップの中では最も高額な車両となることはほぼ間違いないだろうが、気になるのは「CX-60の二の舞にならないか」という事だ。

CX-60の登場前はそれこそ内装や外装、エンジンスペックから非常に期待値の高いスタートとなったが、いざ納車が始まってみるとその評価は一転し、「乗り心地が悪い」「ドアから安い音がする」「リコールが多すぎ」などなど散々な評価となった。

乗り心地が悪いという点に関しては、足回りを少し変えている為わからなくもないが、リコールが多い点に関しては命を運ぶ乗り物としてはいささか問題と言える。

これらの事から、「マツダは顧客に人柱をさせてフィードバックを改良の参考にしている」とまで言われ、発売日に買ったら負けとも言われる何とも悲惨な状況。

だからこそ同じ設計思想のCX-80はややスタートで苦戦すると思われ、人柱となったCX-80初期ロットオーナーの声を待つという状況になりそうだ。
ただ、CX-60である程度問題点は出てきているので、それをCX-80に反映させればある程度は初期ロットでもマシな車になるのではないかと思う。

どちらにしてもおそらく販売台数としてはスタートダッシュは非常に悪いものになりそうではあるが、ここでマツダの意地を見せれば評価も回復するのではないだろうか。

価格はCX-60+80万~100万か

気になるのはCX-80の価格だが、ボディサイズの違いや3列目シートの搭載。
また、上位グレードは2列目が2座になるなどショーファー寄りになるが、その分価格が上がることは避けられない。

現在のCX-60が意外と安く出てきたという事もあるが、昨今の値上げ事情などもありおそらくCX-80はCX-60の車両本体に80万~100万ほど上乗せされると思っておいた方が良さそうだ。

CX-80にもプレミアムスポーツやプレミアムモダンなどの上級グレードが用意されるとみられるが、そちらはおそらく700後半からの登場になる可能性もある。

逆にベースグレードになると、高くて500万弱、もしかしたら400万を切る価格で登場する可能性もあるので、正式発表に期待したい。

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