レクサスの人気SUV「RX」ですが、マイナーチェンジでの情報が出てきました。
現行RXは2022年にフルモデルチェンジをして、スピンドルグリルからユニファイドスピンドルという新意匠を採用したデザインで登場しました。
今年でデビューから2年目となりますが、現在RXは受注停止となっており一部改良の可能性が出てきています。
そして年次改良で、4WSシステムとフル液晶メーターが搭載される可能性が出てきました。
そもそも4WSとは?
4WSは「4 Wheel Steering」の略で、その名の通り4輪が曲がる事を意味しています。
ハンドルを切ると前輪が右に左に切れますが、4WSを搭載した車だと、ハンドルを切ると前輪と同時に後輪もタイヤが動きます。
基本的に動きは2種類あり、低速時はハンドルを右に切ると前輪のタイヤは右に曲がりますが、後輪は左に曲がります。
前輪と後輪のタイヤを逆に曲げることで、4WS非搭載車と比べて狭い半径で曲がることができます。
高速走行時はハンドルを右に切ると前輪が右に曲がり、後輪も右に曲がります。
スピードが速い場合は同じ方向にタイヤが切れることで、速やかに車線変更ができたり、車両の安定性が増します。
ちなみに後輪は前輪ほど角度が付くことはなく、ハンドルをどちらかに限界まで回しても後輪は大きくは動きません。
これは前輪と同じぐらい曲がってしまうと逆に危なくなってしまうため、基本的に後輪が曲がる角度は少ないです。
高級車に搭載されることが多い4WSシステムですが、実はモータースポーツの場面でも使われこともあり、日産の有名なスポーツカーGT-Rに搭載されていた「HICAS」というシステムが4WSシステムにあたり、搭載されていました。
4WSは高級車の証
先述の通り高級車だけではなくスポーツカーにも搭載されるシステムではありますが、最近は4WS=高級車のイメージが強く、4WSが付くことによってさらにRXの車格が上がるのではと思います。
現行RXは全長が約4900mm、幅は1920mm、高さは1700mmあり、割と大型の車の部類に入ります。
さらにSUVとは言いますが、本格的に山に行くようなタイプではなくシティSUV寄りなので、割とスポーティに走ることを考えられていることもあり、マイナーチェンジか年次改良で4WSを搭載する可能性が出てきたのでしょう。
欧州などの高級車は、最近積極的に4WSシステムが採用されておりその流れをレクサスが反映させる可能性もあります。
フル液晶メーターも付くか?
RXは2022年にフルモデルチェンジした車ですが、メーターはフル液晶メーターではありません。
2022年がデビューとなると開発し始めたのは2020年より前の可能性もあり、その時点ではトヨタ、レクサスとしてフル液晶メーターを持っていなかった可能性や、開発のタイミングで搭載できなかった可能性があります。
現行RXが登場し、イマイチポイントだったメーター周りですが、最近登場したレクサス LMなどがフル液晶メーター、アルファード・ヴェルファイア、クラウンシリーズ、カローラにもフル液晶メーターが搭載されてきていることから、さすがにRXにもフル液晶メーターが搭載されるのではと予想されます。
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