先日発覚したトヨタ自動車の認証不正問題で、現在製造されている車種にも不正が発覚しました。
内容的には、国が設定している基準よりも厳しい条件でテストしたデータを提出していたという内容ですが、国からは不正を行った車種について、諸々が解決するまで出荷停止の命令を出しました。
現在生産している車種の中で出荷停止が指示されたのは、カローラフィールダー・カローラアクシオ、そしてヤリスクロスです。
フィールダーとアクシオについては、そこまで個人に影響はないと思われますが、ヤリスクロスは別です。
ヤリスクロスは、コンパクトSUVとしてトヨタの車種の中でも非常に人気の高い車種で、出荷停止の命令が出る前でさえ納期は半年ほどでした。
これを読まれている方の中にもヤリスクロスの納車待ちの方がいらっしゃるかもしれません。
今のところ注文が入っている分、及び現在ディーラーで契約したものに関しては、まだどうするか具体的に決まっていないようです。
そんな中、ヤリスクロスを注文しているユーザーの中には、先日ハイブリッドモデルの生産が再開された「ライズ」に注文を変える人が出てきているようです。
ライズも少し前までは受注停止していた
ライズは、ダイハツのロッキーのトヨタ版になりますが、少し前に発覚したダイハツの不正によって、出荷停止されていた車種です。
色々と状況が変わってきて既にガソリンモデルは受注再開しており、続けて今年の5月にハイブリッドモデルが受注再開となったばかりです。
幸か不幸かヤリスクロスと入れ替わるように受注再開されたライズに注文を変える人が出てきているようなのです。
ヤリスクロスの売れ行きは大半がハイブリッドモデルになります。
ヤリスクロスを契約した人の中には、少なからずライズのハイブリッドが受注停止により仕方なくヤリスクロスのハイブリッドにした方もいると思います。
今度はライズの納期が長期化か?
現状ヤリスクロスの出荷再開が未定な今、受注再開されたライズに変更するユーザーの集中により、今度はライズの納期が長期化しそうな雰囲気が漂ってきています。
現状はそこまで長い納期にはなっていませんが、短期間で一気に伸びる可能性は高いです。
今の段階ではガソリンモデルが3ケ月程度、ハイブリッドモデルは出荷目安表にはありませんが、ライズはダイハツの工場で作られているため、ロッキーの出荷目安を参考にすると4か月程度のようです。
早々にヤリスクロスの出荷再開が見通せれば今現状の納期に変更はないと思われますが、出荷停止が長引けば、ディーラー側もヤリスクロスのキャンセルを提案し、別の車種にしてもらうという対応も増える可能性もあります。
ハイブリッドの方式がヤリスクロスのハイブリッドと異なり、シリーズハイブリッドになりますので、そこを許容できるユーザがライズへ変更する可能性はありますし、本当はライズが良かったけど出荷停止だったからヤリスクロスにした方は、一度ディーラーに相談してみるのも良いかもしれません。
トヨタ起因の出荷停止ですから、割と対応してくれるディーラーはあると思います。
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